筋肉痛のメカニズム

2016年6月17日

おはようございます!
本日は三津田が担当致します!

 

気温が上がり、
運動を再開されている方も多いと思われます
今日は、運動にはつきものな、
筋肉痛のお話をさせていただきます

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なぜ筋肉痛が起こるのか?

なぜ筋肉痛になるのか聞かれた時、
「乳酸という疲労物質が筋肉に溜まる」なんて思った方が多いと思います

実は乳酸が筋肉痛の原因という説は誤りだといわれています

なぜ、この説が誤りかというと、
「乳酸」は運動中に作られる物質なので、
運動後しばらくしてから筋肉痛の症状が出ることと
つじつまが合わないから

もし、筋肉痛の原因が乳酸だとすると、
筋肉痛は運動しているときに始まって、運動後はだんだんと回復していくはずです
しかし、実際に筋肉痛が始まるのは、運動をした翌日以降であることが多いですよね

そんな経緯があり、最近では新たな説が有力になっています
それは、“筋肉がダメージを受けることで、炎症が起き、痛みが出る”という説

 

筋肉痛になるメカニズム

筋肉の構造が関係しています

筋肉痛のメカニズムを知っておくと、
筋肉痛の治し方や予防法を理解しやすいので、
筋肉痛が発生するメカニズムを説明しましょう

運動した翌日などに症状が出ることが多くないでしょうか?
運動後の筋肉痛は、このように痛みが遅れてやってくるのが特徴で、
「遅発性筋肉痛」と呼ばれます

余談ですが、遅発性のように遅れて症状が出る遅発性筋肉痛以外に、
インフルエンザなどの発熱が原因の筋肉痛や、こむら返りなども筋肉痛の一種です

さて、そんな筋肉痛の痛みが始まるのは、
運動してから数時間~2日ほど経ってから
痛みのピークは2~3日後で、1週間以内で治るのが一般的で

筋肉痛の症状が出るのに少し時間がかかるのはなぜでしょうか。
それには筋肉の構造が関係していています

 

筋肉の構造

筋肉は、“そうめん”のように細い「筋線維(きんせんい)」の集合体です
筋線維がたくさん集まって束になり、その束が集まったものが筋肉
そして、筋線維は「筋膜(きんまく)」と呼ばれる膜に包まれています

筋肉痛はこの筋線維がダメージを受け、
痛みを引き起こす物質が放出されることで発生します

 

筋肉痛が発生する流れ

1.激しい運動で筋線維がダメージを受ける

激しい運動で筋肉に大きな負荷がかかると、筋線維がダメージを受けて損傷します
しかし、筋線維には痛みを感じる「痛覚」がありません
筋膜には痛覚がありますが、この時点では筋膜には何の変化も起きていません
そのため、筋線維がダメージを受けただけでは、私たちは痛みを感じません

 

2.白血球が集まって炎症が起きる

筋線維がダメージを受けると、“炎症”が起こります
そして、炎症を起こした筋線維の組織を取りのぞくために、
血液中の掃除屋さんである「白血球」が集まってきます

 

3.発痛物質が発生して痛みを感じる

ただ、白血球は掃除をすると同時に、
腫れや痛みを引き起こす「発痛物質」である「ブラジキニン」や
「プロスタグランジン」などを放出します
これらの発痛物質は、筋膜にある痛覚を刺激します
また、発痛物質は筋線維の腫れも引き起こします

 

つまり、筋肉痛とは、
白血球が放出する発痛物質によって引き起こされる痛みなんですね

 

私たちが筋肉痛になるまでにタイムラグがあるのは、
発痛物質が発生するまでは痛みを感じないからです

 

筋肉痛のメカニズムをよく理解していただいて、
来週はその対策をお話しますね~

 

ではでは、
今日はこの辺で失礼致します