しゃっくり

2016年4月1日

おはようございます!
本日は三津田が担当致します!

 

暖かくなってきましたね~

お花見日和ですが、
天気が崩れる様ですので
お足元にはお気を付け下さい

 

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さて、
今日はしゃっくりのお話をさせていただきます

しゃっくりが起きる時

体の中ではいくつかの変化が起こります
なかでも、「横隔膜」と「声帯」という器官が大きく変化します

 

横隔膜とは、肺の真下にあるドーム状の形をした薄い膜のような筋肉のこと
この横隔膜が収縮することで肺が膨らんだり縮んだりして、
息を吸ったり吐いたりすることが出来ます
横隔膜は呼吸を助ける働きをしています

 

声帯は喉の中央にある筋肉性の“ひだ”のことを指します
この声帯は、普段呼吸をしている時には開いていて、声を出す時には閉じています
声として認識している音は、肺から出た強い息が閉じている声帯を振動させている音です

 

しゃっくりが起きると、「ヒック!」という音が出て上半身が揺れますよね
横隔膜が急速に収縮するためです

横隔膜が急に縮むと、肺が急に膨らむ為、肺の容量が大きくなります
すると、肺が急速に空気を吸い込み、それに伴って声帯がキュッと閉まります

この声帯が閉まる音が、しゃっくりの「ヒック!」という音です

 

では、なぜ横隔膜が急に収縮してしまうのでしょうか?

 

しゃっくりスイッチとは

喉の奥にある神経のことで、延髄へと繋がります

延髄とは、脳と脊髄を繋いでいる中間地点のあたりに存在します
そして、延髄は呼吸をコントロールしたり、心臓を動かしたり、
身体の運動を制御する働きをしています

この延髄は“司令塔”のような役割を果たしています
脳が延髄へと指示を出し、さらに延髄が身体の各器官に正しい指示を出すことで、
身体はスムーズに動くことが出来ます

しゃっくりが起きている時は、この司令塔が興奮している状態になっています
司令塔が興奮する原因になっているのが、“しゃっくりスイッチ”

ここが刺激され、興奮してしまうと、いつもの冷静な司令塔ではなくなり、
いつもとは違う指示を出してしまいます

その時に影響を受けるのが、横隔膜と声門
なぜなら、横隔膜は「横隔神経」で延髄とつながっていて、
声門は「迷走神経」で延髄とつながっているから

そして、この延髄からの指示によって、横隔膜が急速に収縮してしまい
声門が閉じてしまうと、しゃっくりが起こってしまいます

延髄は一度興奮してしまうと暴れ馬のようになってしまい、しばらく止まりません
その興奮がおさまるまで、延々としゃっくりが出続けてしまいます。。。

 

しゃっくりは3種類

しゃっくりにはいくつか種類があり、持続時間によって分類することが出来ます
特に注意が必要なのは48時間以上続くしゃっくり
48時間以上続く時は、病気が原因のしゃっくりである可能性が高いので、
なるべく早く病院に行く様にしましょう

1.吃逆発作(きつぎゃくほっさ)

48時間以内でおさまる良性のしゃっくりです
ほとんどのしゃっくりは、この吃逆発作にあたります

吃逆発作が起きる主な原因としては、早食いをしたり、大笑いをしたりすることで、
喉の奥にある“しゃっくりスイッチ”が刺激されたことです

また、延髄をコントロールしている脳が疲れている時、
つまりストレスを感じていたり疲労していたりする時にも、しゃっくりが起こりやすいです
放っておいても数分したら止まることがほとんどですので心配いりません

 

しゃっくりが48時間以内でおさまったとしても、
寝ている時にしゃっくりが原因で目を覚ます時は、病気が関係している恐れがあります

 

2.持続性吃逆(じぞくせいきつぎゃく)

48時間以上1ヶ月以内でおさまるしゃっくりのことです
ここまでしゃっくりが続く場合は、病気やストレスなど
何らかの原因が引き金となって起こっている可能性が高いです

 

3.難治性吃逆(なんじせいきつぎゃく)

1ヶ月以上続くしゃっくりのこと
長い場合は、1年~2年もの長期に渡ってしゃっくりが続くこともあります
このしゃっくりは、病気やストレスなどが原因で起こっているしゃっくりです

しゃっくりが長く続くと、安眠することができないので体への負担も大きくなってしまいます。。。
そのため、病気が原因のしゃっくりの場合は、なるべく早く原因となる病気を特定することが大切になります

 

病気が原因のしゃっくり

1.横隔膜系しゃっくり

横隔膜系しゃっくりは、胃や食道などの消化器系の病気になっている場合に
横隔膜が直接刺激されて、しゃっくりが起こります
具体的には、「胃がん」「食道がん」「胃潰瘍」「逆流性食道炎」などの病気です

 

2.中枢神経系しゃっくり

中枢神経系しゃっくりは、脳や脊髄を含む「中枢神経」が刺激されて、しゃっくりが起こります
このしゃっくりは、脳の病気やアルコール中毒が原因で中枢神経が刺激され、
横隔膜が急速に収縮することによって起こります
特徴としては、しゃっくりの間隔が短く、止まりにくいこと

また、しゃっくりだけでなく、頭痛や吐き気などの不調を伴うこともあります
具体的には、「脳出血」「脳梗塞」「くも膜下出血」「脳腫瘍」「多発性硬化症」「髄膜炎」「脳挫傷」などの病気です

 

3.末梢神経系しゃっくり

末梢神経系しゃっくりは、中枢神経から伸びる「末梢神経」が刺激され、起こるしゃっくりです
横隔膜が関連している末梢神経は、食道や肺などの呼吸器系の器官の近くを通っています
そのため、呼吸器系の病気が横隔膜を刺激することがあります

こちらも中枢神経系のしゃっくりと同じく、しゃっくりの間隔が短く、止まりにくいのが特徴
また、しゃっくりだけでなく呼吸がしにくい症状が起こることもあります
具体的には、「気管支炎」「喘息」「肺炎」「心膜炎」「心筋梗塞」などの病気です

 

また、しゃっくりは、タバコなどの嗜好品や薬などの強い刺激が原因で起こることもあります

 

しゃっくりが長く続くようであれば、
原因を探ってみるのも良いですね

 

ではでは、
今日はこの辺で失礼致します